アドワーズとアドセンスの違い
グーグルにはアドセンスとアドワーズというサービスがある。
この二つはインターネット広告に関するサービスだが、
- 広告主側のサービス:アドワーズ
- 広告を表示する場所を提供する側のサービス:アドセンス
グーグルは、ウィキペディアの記述によると、年商2兆円の巨大企業であるが、収入のほとんどが広告による収入だそうで、広告収入の約3割がアドセンスの報酬としてサイトオーナーに支払われているということだ。
グーグルというのは要するに、インターネット上の巨大な広告代理店だってことだね。
しかしグーグルは元々、インターネットの検索エンジンを開発して提供する会社であった。
2000年にヤフーの検索エンジンとして採用されて認知された後は、検索が目的のユーザーを中心に、ファンを集めることになった。
当時、私はシステムエンジニアのようなことをしていたのだが、グーグルなど全く知らなかった。
が、ソフトウエアハウスのプログラマーのPCには、グーグルの味気ないトップページがいつも表示されていて、尋ねてみるとかなり使い勝手が良い検索サイトだということだった。
検索連動広告・コンテンツマッチ広告
検索エンジンの開発会社だったグーグルが、オーバチュアと言う企業のクリック型広告の仕組みを参考にして始めたのが、アドセンスである。
正しく言うと、2001年にグーグル・アドワーズという広告サービスを始めて広告主を捜し、その広告を表示するサイトをを集めているのがアドセンスと言うことになる。
広告を出したい側が利用するのがアドワーズで、広告を掲載したい側が利用するのがアドセンスという理解で良いだろう。
インターネットでビジネスを行う場合、アドワーズやアドセンスを上手く使えるかで、売上高が大きく変わってしまうので、今やこのPPC広告の利用法のノウハウやセミナーは、常に盛況だと言うことだ。
アドワーズの広告の特長は、検索連動型広告とコンテンツマッチ広告というやつになる。
グーグルの検索サイトから何かを検索した場合、その検索キーワードに適した広告が表示される仕組みになっている。
これが検索連動型広告と呼ばれるモノだ。
一方、何かのホームページを開いたとき、そのホームページに書かれている内容を元に広告を表示するのがコンテンツマッチ広告というやつになる。
グーグルは、検索エンジン開発で磨いたノウハウを元に、より効果的な広告を表示させる仕組みというのを作り上げ、わずか十年で2兆円を売り上げる巨大企業になったわけである。