参入障壁は高いほど儲かる

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アフィリエイトが儲からない理由は、参入障壁が低いから。

 

参入障壁というのは、新しく事業を始めるための様々なコストってことです。

 

たとえばテレビ局を新たに始めようとしたら、とんでもない費用がかかります。

 

まず第一に、放送設備を整えなければなりません。

 

既存のスタジオを借りて始めることもできるでしょうが、放送法で定められている要件を満たさなければなりません。

 

それから政府から、電波の割り当てをもらわなければなりません。

 

電波の割り当てをもらえなければテレビ局というのは成り立ちませんから、その当てがなければ資金を集めようと思っても無理でしょう。

 

普通一般の起業家が、今から地上波のテレビ局を始めようと思っても、99.9%は不可能ってことです。

 

何しろプロ野球に数十年ぶりに新規参入した楽天の社長ですら断念しているわけですから。

 

それくらい地上波のテレビ局の参入障壁は、とてつもなく高いものです。

 



参入障壁が低い仕事は、ラットレースになる。



地上波のテレビ局の参入障壁は異常に高い。

 

しかし一端参入してしまえば、これほど楽な商売はない。

 

というのも新たなチャレンジャーは入ってこないわけですから。

 

放送利権なんて呼ばれていますが、インターネット放送が発達して、誰もテレビを見なくなるまでは、安泰なんですね。

 

その一方で、参入障壁が低い産業というのは、常に新しいチャレンジャーが入ってくる世界です。

 

いわば群雄割拠の戦国時代状態です。

 

アフィリエイトに関して言えば、インターネットに接続されているパソコンが一台あれば、ほとんど誰でも参入できる。

 

今や誰でもブログを持つことができますし、アフィリエイトに関しても山ほど本が出て、毎月のように雑誌で特集されていたりする。

 

アフィリエイトのプロバイダ(供給者)も山ほどいてアフィリエイトを奨めているし、そのための便利な仕組みもたくさん用意している。

 

新規参入のためのコストは、本当にもうタダみたいなもんです。

 

だから新しいアイデアと、やる気満々の若者たちや暇をもてあました中高年が、毎日のように参入してくるわけです。

 

そんな新しいチャレンジャーを退けつつ、自分の収入を保たなければならないのが、今のアフィリエイトを取り巻く環境です。

 

「金持ち父さん、貧乏父さん」に出てくる「ラットレース」状態なんですね。

 

だからアフィリエイトが儲からないと言うのも当然です。

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