簡単にできそうな商売ほど生き残るのは難しい
アフィリエイトは今や参入障壁ゼロのビジネスになりました。
参入障壁の低い商売は、ラットレースになる。
ラットレースというのは、ハツカネズミやハムスターが、かごの中でくるくる回っているだけの状態。
ネズミはただ楽しいから同じ所をぐるぐる回っているのだろうが、商売の場合は儲けようとしてヘトヘトになってしまう。
たとえば関西では、たこ焼き屋やお好み焼き屋がすぐできる。
理由は簡単で、材料費も道具も安く手にはいるから。
予め味の付いた業務用の粉を使い、業務用に用意された材料を使えば、明日からでも商売が始められる。
なのでちょっとした古い住宅街には、そういうお店が山ほどある。
しかし何年も商売を続けられるお店は、そうそうない。
理由は簡単で、新しくまた近くにお店ができたりするから。
どこかで商売が成り立つと分かったら、大手のチェーンも参入してくるし、近所の人も参入してくる。
そんな中で材料費を削ったり、人件費を削ったり、チラシを播いたりして売り上げを保とうとするが、ハッキリ言って無理。
一部の商売の上手なお店だけが残って、あとは全部消えていく。
それが何年も何十年も続いているのが現状だ。
アフィリエイトは、気軽に始められるだけの商売
関西では、たこ焼き屋やお好み焼き屋がすぐにできる。
しかし結果的にほとんどが撤退する羽目になる。
もちろん飲食店というのは2年続けることが難しい業態で、そうそう簡単には軌道に乗らないのが普通なのであるが。
そういう激しい競争を勝ち抜いていった中から、全国チェーンにまで成長するようなお店も登場するわけだけど、そんな大成功を手にする起業家は、1%にも満たないだろう。
たこ焼き屋やお好み焼き屋同様、アフィリエイトも、今やラットレース状態だ。
参入障壁は、たこ焼き屋やお好み焼き屋の比ではないほど低いから、新たなチャレンジャーも後を絶たない。
しかしラットレースだから、たいていの人は、やってもやっても結果が出ない。
なので疲れ果てた人はドンドン撤退していき、残ったモノだけが生き残る世界になってしまった。
おそらく日本中で毎日アフィリエイトに新規参入する人が何百人もいて、半年もすればそのウチのほとんどが疲れてやめていっているのだろう。
こういう時代になると、本当にアクセスを集められる人しか勝てないだろう。
そして一時期は儲かっても、何かの拍子に儲からなくなる可能性だってある。
何しろ競争相手は日本中にいて、紹介する商品もほとんど同じだったりするわけだから。