
ロングテール理論は、
ネット時代を象徴する理論として脚光を浴びました。
理論の妥当性はさておき、
ネット時代でのビジネスは、
それまでの時代と根本的に性質が異なっているんだ、
ということを印象づけました。
経済学的な視点で言うと、
サーチング・コストや
マッチング・コストが驚異的に小さくなったって事ですね。
サーチング・コストというのは、
自分の欲しいモノを探すための費用のこと。
マッチング・コストというのは、
自分に合っているかどうか確認する費用のこと。
ネット以前の経済では、
これらのコストが非常に大きかったわけです。
たとえば本を探す場合でも、
ちょっと専門的な本や趣味の本になると、
都会の大きな書店まで出掛けないとならなかった(サーチング・コスト大)。
そして中身やパッケージを見て、
自分が欲しいものかどうか確認する必要もあった(マッチング・コスト大)。
私の場合、
京都に長く住んでいましたが、
武術のビデオなどを求めてわざわざ大阪の梅田まで毎月のようにでていました。
どんな本やビデオが出版されているのかは、
書店が出している図書目録などを見なければならず、
それがどこで手にはいるかも不明だったわけです。
ヤフオクもなかったから、
定価より安く手に入れるなんて事もできませんでした。